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2020.10.01

  • 定期便

体臭のお話 続き



皆様お久しぶりです。

今回は前回に引き続き体臭に関するお話です。

先月、日本の方は耳垢が乾燥している・汗腺が少なく体臭が少ない人が多いとお話ししました。

この汗腺の数ですが、実は遺伝子で決められています。

 

 ABCC11遺伝子のA対立遺伝子とG対立遺伝子が関係しています。

A対立遺伝子の割合が多いほど、体臭が弱くなり、反対にG対立遺伝子が多いほど、体臭が強くなります。

 

日本人はAが約80%、Gが約20%の割合です。

アフリカ系アメリカ人の割合はG対立遺伝子がなんと約100%になっています。

逆に同じアジアでも韓国人はA対立遺伝子が約100%なので、ほぼ体臭がないと言えます。

が、そこももちろん、どの国の方も個人差があることを忘れないでください

※体臭の多少が前回の投稿の耳垢タイプの図の乾燥タイプと湿ったタイプに比例していることがわかりますね?

 

 耳垢型を決定する遺伝子が染色体16番に存在することを発見した新川教授によれば(ある疾患の連鎖解析の途中で、偶然発見)

「耳垢の湿型の人は排出機能が高く、乾型の人は低いことが分かった」と研究成果を発表しています。

このABCC11遺伝子は「多剤耐性関連タンパク8」といわれ、薬物や毒素・老廃物を細胞の外へ輩出する機能に関与しています。

耳垢の湿っていて体臭が気になるタイプの人は「毒素を体外へ排出する機能が高い」ということなのです。

 これから分かることは、耳垢が乾燥しており、体臭も少ないタイプの方は、排出機能が低めということになり、

たとえば薬を投与した時に薬が排出されにくいということになり、

副作用が出やすい体質ということになります。耳垢や体臭がお薬の量を決める判断基準になりうるということですね。

参考: https://www.jst.go.jp/pr/info/info248/

 

 また、幼い頃からの食習慣も体臭には影響します。

例えば、遺伝子上体臭のほぼない韓国人ですが、体臭としてキムチの臭いがすることがありますし、

豚骨のラーメンや餃子が翌日に響くのは皆さんご存じの通りです。

 

 遺伝子的な要素も多い体臭ですが、遺伝子的に臭わない方でも食生活や毎日の生活によっては、

気になる臭いを発する可能性があります。臭いを気にせずさわやかに過ごすには、

薬物や毒素・老廃物を溜めない生活が必要です。

野菜中心の食生活や規則正しい生活、禁煙、禁酒、適度な運動、ストレスを溜め込まないことなど、
健康に気をつかうことで、臭いを予防することにもなるのです。

 

皆様、食べ物がおいしくなる季節ですが、”食欲の秋”に負けないよう、健康に過ごしましょうね。

また次回お会いしましょう。

 

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